別府の金鉱山跡を探検してみた【のぶさんぽ16】
- 2018.11.08
- 散歩

こんにちは。のぶです。
大分県はかつて金の宝庫と言っても過言ではないほど数多くの金鉱山が存在していました。
わたしの住む別府にも金鉱山があり、明治36年(1903年)7月から大正5年(1916年)9月までの約13年の間、金・銀の採掘が行われていました。
そして金を掘らなくなった別府鉱山に造られたのが「ラクテンチ」という遊園地なのです。
そんな別府鉱山の今を探るべく探検してみたのでご紹介します。
まずはこちらの地図を御覧ください。
画像:別府大学地域連携プログラムより『別府金山とラクテンチの歴史をひもとく』外山健一 著
ラクテンチ周辺の地図に◎で坑口の位置が示してあります。
★印の場所には、水平坑跡があります。
このうち1番2番周辺はよく散歩していて馴染みがあるので、まずはここから攻めてみたいと思います。
ラクテンチ横のハイキングコースを登り1番のところに来るとこのような場所があります。
ここより奥に進むと「別府不動滝」と呼ばれる乙原川支流の8mほどの滝があることから、古ぼけた看板には、おそらく「別府不動滝」もしくは「別府不動之(滝)」と書いてあるものと思われます。
ちょっと進んだところにある構造物。坑口跡でしょうか。さらに奥になにかありますね。行ってみましょう。
石灯籠がありました。そこから右上を見上げると、
「別府不動滝」です。
賽銭箱があります。鉱山で働く人らの安全を祈願するための施設だったのでしょうか。
これで坑口1番の探索は終わります。
続いて坑口2番に行きましょう。
ハイキングコースに戻り、2番の辺りまで登って行くと、
山の斜面が抉れているようなところがあります。このときは白いリボンがありました。
ここを登っていくと、
がっぽり穴が空いていて底が見えません。
うーん、スマホのライトでは光量が足りず奥まで見えません。
が、やはり坑口とは違う気がします。
もう少し周りを探してみましょう。
地図上ではこの辺りのはずなんですが・・・
かなりの急斜面をあちこち探し回っているうちに尾根に出てしまいました。
ラクテンチの「ラ」でしょうか。
標石でも境界標でもなさそうです。
ここまで登って来てしまったら、また降りるのも面倒です。
坑口を探すのはまたの機会にして尾根筋を進んでみます。
尾根筋を歩いていたらラクテンチに入ってしまった気がするのでそーっと出てきました。
さて、他の坑口を探すために、まずは★印のところに行きます。
この奥に坑口があるようです。
うーむ、長靴が必要ですね・・・。
ここの探索もまたの機会にすることにしましょう。
そしてすぐ脇をみると、
地図には載っていませんが、別府鉱山の水平坑跡だそうです。石で蓋がされており中には入れません。
いろいろと消化不良ですが、これにて別府鉱山探検はひとまず終了。
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